アウディのガラスコーティング種類と評判|純正ディーラーコーティングの費用対効果と評判は?
目次
洗練された都会的な外観が魅力のコンパクトカーやラグジュアリーセダン、走破性とワイルドさを兼ね備えたSUV、さらにスポーティな走りが堪能できるスタイリッシュなクーペに到るまで…充実したラインナップを誇る名車アウディ。
そのアウディを購入する際に、何といっても気になるのがコーティングですよね。せっかくなら、この名車を最も美しい状態のまま永く乗り続けたいものです。
そこで今回は、アウディのガラスコーティングについて詳しくご紹介します。純正ディーラーコーティングの費用対効果や評判、さらに一般的なガラスコーティングや各種DIYの方法についても解説していきます。
アウディのコーティングに興味がある方は、ぜひ参考にして下さい。
アウディにガラスコーティングは必要?大切に乗るならコーティングをおすすめ
アウディは美しいボディラインや塗料の繊細な色合いが魅力的な名車。その美観を保つためには何らかのメンテナンスが欠かせません。
メンテナンス方法には、シャンプーによる洗車のあとワックスをかける方法などもありますが、ガラスコーティングするのが最もおすすめです。
なぜなら、ガラスコーティングをしておけば、普段の洗車やメンテナンスがひじょうに楽になるからです。ガラスコーティングしたアウディのお手入れは、基本的には軽く水洗いするだけで済んでしまいます。
ただ、ガラスコーティングといっても、実は様々なタイプがあります。完全無機質のガラスコーティングやシリコンなどを配合したガラス系コーティングなど…それぞれに特徴やメリット・デメリットがあるので注意しましょう。
アウディのディーラー純正コーティングと一般的なガラスコーティング(キーパーコーティング)の比較
まずは「アウディのディーラー純正コーティング」と「一般的なガラスコーティング(キーパーコーティング)」を比較しながら、両者の基本的な違いを見ていきましょう。
ちなみに、アウディの正規ディーラーには、アウディジャパンとそれ以外のディーラー(ヤナセ系など)の2種類があります。
アウディジャパンには一律のボディコーティングサービスがないため、今回はヤナセ系アウディのサービス内容をご紹介します。ヤナセ系アウディのディーラー純正コーティングには、各販売店による違いもありますが、基本的には3種類のサービスが用意されています。それぞれの特徴は以下の通りです。
ヤナセ系アウディ・ディーラー純正コーティングの特徴
純正コーティング(撥水性パールフィニッシュ) | 純正コーティング(親水性ミラーフィニッシュ・スーパー) | 純正コーティング(親水性ミラーフィニッシュ・プレミアム) | |
---|---|---|---|
価格 (A1〜Q7サイズ参考価格・税込) | 54,000〜108,000円 ※中古車コーティングは割増の場合あり | 54,000〜108,000円 | 75,600〜145,800円 |
成分 | ガラス質 | ガラス質 | ガラス質 ※特別な成分配合 |
耐スリ性能 (10点満点) | 5点 | 6点 | 9点 |
防汚性能 (10点満点) | 5点 | 7点 | 9点 |
コーティング塗膜 | ガラス層 | 分厚いガラス層 ※通常の1.5倍 | 分厚いガラス層+ 特別分子配合の強固な塗膜 |
メンテナンス | 1年間ノーメンテナンス(水洗いのみ) | 2年間ノーメンテナンス(水洗いのみ) | 3年間ノーメンテナンス(水洗いのみ) |
耐久性 | 耐久期間約1年 | 耐久期間約2年 | 耐久期間約3年 |
一般的にいうと、ディーラーの純正コーティングは外注のことも多く、その分中間的なマージンが上乗せされるので、費用は高くつく傾向にあります。
しかし、ヤナセ系アウディの場合は自社で専用の整備工場を完備している販売店もあり、純正コーティングの評判も上々です。尚、アウディジャパンの純正コーティングは、各販売店毎にサービス内容や価格設定が異なります。
したがって、アウディジャパンの公式サイト内には、ボディコーティングに関する詳しい案内がありません。アウディジャパンの純正コーティングのサービス内容が気になる方は、アウディジャパン販売店の個別サイトまたは最寄りのディーラーの店頭にて直接ご確認下さい。
続いては、一般的なガラスコーティング(キーパーコーティング)の特徴をチェックしていきましょう。
キーパーコーティングにもアウディの場合と同様に
- クリスタルキーパー
- ダイヤモンドキーパー
- Wダイヤモンドキーパー
という3種類のコーティングサービスがあります。それぞれのサービスの特徴は以下の通りです。
キーパーコーティングの特徴
キーパーコーティング(クリスタルキーパー) | キーパーコーティング(ダイヤモンドキーパー) | キーパーコーティング(Wダイヤモンドキーパー) | |
---|---|---|---|
価格(SS〜LLサイズ参考価格・税込) | 16,300〜26,500円 | 46,600〜66,300円 | 67,500〜96,200円 |
成分 | ガラス質、レジン | ガラス質、レジン | ガラス質、レジン |
耐スリ性能 (10点満点) | 6点 | 7点 | 9点 |
防汚性能 (10点満点) | 6点 | 7点 | 9点 |
コーティング塗膜 | ガラス・レジン計2層構造 | 高密度ガラス・レジン計2層構造 | 高密度ガラス2層・レジン計3層構造 |
メンテナンス | 1年間ノーメンテナンス(水洗いのみ) | 3年間ノーメンテナンス(水洗い)または5年間年1回メンテナンス | 3年間ノーメンテナンス(水洗い)または5年間年1回メンテナンス |
耐久性 | 耐久期間約1年間 | 耐久期間3〜5年 | 耐久期間3〜5年 |
キーパーコーティングとアウディ純正コーティングを比較すると、費用的にはキーパーコーティングのほうが若干安上がりなことが分かります。
ただ、ディーラーの純正コーティングを利用するメリットの一つは、値段設定は高めでも場合によっては値引きが可能なところです。
例えば、新車購入の際に車両本体の値引き交渉がギリギリまできた場合、コーティングを無料または格安でサービスしてくれるケースも結構あります。これ以上値引きが無理な時にオプションをサービスしてくれるのと同じパターンですね。
このメリットを賢く利用することができれば、ディーラーの純正コーティングは費用対効果抜群といえるでしょう。
一方、キーパーコーティングの場合は、キャンペーンなどの場合を除いて、原則として値引きはありえません。ただし、もともとの価格設定が良心的なので利用者の評判もまずまずです。費用対効果的にも悪くないといえるでしょう。
ちなみに、コーティング専門業者の中には、安さや施工スピードを売りにして、コーティング前の大事な磨きの工程を省くケースも見受けられます。アウディのディーラー純正コーティングやキーパーコーティングは、その点、最低限の品質はクリアしているので安心して利用できるサービスですね。
純正コーティングの種類と特徴、車種ごとの費用
アウディジャパンでは「Window Coating」や「Car Film」といったオリジナルサービスを用意していますが、純正ボディコーティングの一律サービスは提供していません。
つまり、各ディーラーによって自社施工や外注といった対応が異なります。そのため、ここでもヤナセ系アウディの純正コーティングについてご紹介します。
アウディ純正コーティング車種別参考価格・税込
車種 | パールフィニッシュ(撥水性) | ミラーフィニッシュ(親水性)※再施工・経年車専用 | ミラーフィニッシュ・スーパー(親水性) | ミラーフィニッシュ・プレミアム(親水性) |
---|---|---|---|---|
A1 | 54,000円 | 45,360円〜 | 54,000円 | 75,600円 |
A3、A4、A5、TT | 75,600円 | 61,560円〜 | 75,600円 | 97,200円 |
A6 | 86,400円 | 68,040円〜 | 86,400円 | 108,000円 |
A7、A8、R8、Q3、Q5 | 97,200円 | 73,440円〜 | 97,200円 | 120,960円 |
Q7 | 108,000円 | 81,000円〜 | 108,000円 | 145,800円 |
ヤナセ系アウディの純正コーティングの種類や基本的な特徴については、キーパーコーティングとの比較のところでもお伝えしましたが、「撥水性」と「親水性」という2種類のコーティングがあるのがポイントです。
撥水性のコーティングでは、雨水などの水分がボディ表面に球状に溜まって撥水されます。水をはじくタイプのコーティングということですね。
一方、親水性のコーティングでは、水がボディ表面に薄くひろがって引いていきます。アウディ純正コーティングの場合は、撥水性よりも親水性のほうが耐久性が高い傾向にあります。費用対効果の面から見ると、親水性コーティング(ミラーフィニッシュ)のほうがおすすめといえるでしょう。
ちなみに、ヤナセ系アウディの正規ディーラーには以下のようなところがあります。ただし、コーティングサービスの内容は、店舗毎に異なる場合もあるのでご注意下さい。
全国各地の主なヤナセ系アウディ正規ディーラー
北海道・東北
アウディ月寒
アウディ郡山
関東
アウディ市川
アウディ芝浦
アウディ京橋
アウディ文京
アウディ品川
アウディ八王子
中部
アウディ名古屋中央
アウディ楠
アウディ一宮
九州・沖縄
アウディ板付
アウディの塗装の特徴|水性塗料・たゆまぬペイント技術革新
アウディはボディの塗装に水性塗料を使用しています。水性塗料を全面的に取り入れている自動車メーカーは、世界的に見てもまだ少数派です。水性塗料のメリットは、従来の油性塗料と違い、シンナーなどの揮発性有機溶剤を含まないので、環境や健康面にも配慮されたところ。さすがは環境先進国ドイツの名車ですね。
さらに、アウディはツートンカラーでもマスキングが要らない自動制御のペイント技術を一部のモデルに導入するといった塗装技術の向上にも余念がありません。
世界に先駆けた様々な試みによって、アウディのボディカラーの魅力は、日々進化を続けているわけです。その魅力を最大限に活かすためにも、アウディには、ぜひガラスコーティングを施して、定期的なメンテナンス(水洗い)を欠かさないようにしたいですね。
新車と中古車でガラスコーティングに違いはある?
新車と中古車のガラスコーティングの違いは、下地処理が必要かどうかという点です。
アウディなど輸入車の場合には、新車でも、工場の出荷時からディーラーに運び込まれるまでに車体に意外と細かなキズが生じていることがあります。そのため、新車の場合でも、下地処理を施してからコーティングするケースがありえます。
しかし、基本的には、新車のコーティングには下地処理の工程が必要ないので、施工にかかる時間や費用が節約できるのがメリットです。
一方、中古車の場合は、ボディに鉄クズやホコリなどが付着していたり、凹みやキズがあったりするため、コーティング前の下地処理が欠かせません。この下地処理は、施工業者の腕が最も問われるところです。
まずボディ全体や足回りを丁寧に洗車したあと入念に磨きをかける必要があるので、その分の手間と費用が余計にかかります。尚、下地処理の費用はコーティングとは別に2〜3万円かかるのが相場です。
以上のようなことから、アウディを新車購入する際には、きれいな新車のうちにガラスコーティングを済ませてしてしまうのがおすすめです。
ちなみに、中古車の場合でも、ガラスコーティングの効果は新車とほとんど変わりません。費用面の余裕さえあれば、中古車でもガラスコーティングしておくと、最小限の時間と手間をかけるだけで、きれいに乗り続けることができるでしょう。
アウディのコーティングはDIYでできる?セルフでコーティングする場合の注意点
現在では、カーショップだけでなく、ネット通販などでも純正を含む様々なコーティング剤が販売されています。車の手入れに慣れた方なら、これらのコーティング剤を入手してDIYでアウディのコーティングをすることも可能です。その際の手順や注意点は以下の通りです。
ボディの汚れを取り除く
コーティングの前に必ず洗車を行いましょう。いきなりコーティングすると、付着している汚れがボディにキズをつけてしまうからです。
コーティング剤を塗り込む
車体がきれいになったら、まだ濡れている状態のうちに、コーティング剤を塗り込んでいきます。スポンジを使ってボディ全体にムラなくコーティング剤を伸ばしていくのがコツです。窓ガラスやライト部分のコーティング剤は、ボディ用と別タイプの場合もあるのでご注意下さい。ボディ全体にコーティング剤を塗り終わったら、時間をおいて馴染ませましょう。
水分を拭き取る
最後にコーティング層の上から水をかけて、余計な水分を拭き取ります。水垢が残らないようにしっかりと拭き取るのがポイントです。尚、コーティング剤の種類にもよりますが、通常はコーティングした塗膜が定着するまでに1か月程度かかります。その間は洗車を控えましょう。
DIYの場合には、車の手入れに慣れていない方がコーティングすると、どうしても塗りムラが生じてしまいがちです。また、コーティング前の下地処理(磨き作業)は専門家でないとボディを傷めてしまうリスクがあります。失敗を避けたいなら、やはり信頼できるディーラーやコーティングの専門業者に依頼するのがおすすめですね。
アウディのコーティングの保証
上記の通り、アウディジャパンには、ボディコーティングに関する一律のサービス体系がありません。一方、ヤナセ系のアウディ販売店に関しては、すでにご紹介したような各種純正コーティングのサービスがあります。耐久期間の目安をもう一度まとめると以下の通りです。
- アウディ純正コーティング(撥水性パールフィニッシュ)…耐久期間約1年
- アウディ純正コーティング(親水性ミラーフィニッシュ・スーパー)…耐久期間約2年
- アウディ純正コーティング(親水性ミラーフィニッシュ・プレミアム)…耐久期間約3年
ヤナセ系アウディの場合は、国産車ディーラー(トヨタなど)のように5年保証といったサービスはありません。そのかわりに、1〜3年程度効果が期待できる各種のコーティングサービスが用意されています。
こまめなメンテナンスが面倒な方には、長期間効果が持続するコーティング(ミラーフィニッシュ・プレミアム)がおすすめですが、その分費用は高めとなります。1年に1回ディーラーに足を運んでコーティングしてもらうのが苦にならない方は耐久性の低いコーティング(パール・フィニッシュ)で十分です。
あとは費用対効果と予算とのバランスを考えて最適なコーティングサービスを選ぶと良いでしょう。
アウディの洗車で気をつける点(基本編)
アウディを含む輸入車全般の洗車で、第一に気をつけたいのが洗車機の利用です。最近は、ガソリンスタンドの洗車機でも輸入車(外車)に対応できる機種が増えてきました。
しかし、輸入車の場合は、国産車と規格が違うため、一般的な洗車機ではおもわぬキズがつく可能性があります。そのため、一部のスタンドや洗車場では、アウディの洗車利用を断られるケースもあるでしょう。なぜなら、洗車によってキズがついても保証できないからです。
上記のような事情から、アウディの洗車は、基本的には手洗いということになります。そこでおすすめなのが、ガラスコーティングです。ガラコーティングを施した車両なら簡単な水洗いだけで済むので、手洗い洗車といっても、それほど苦にならないはずです。
尚、どうしても洗車機を利用したい場合には、スタンドや洗車場のスタッフに確認して、アウディ(外車)に対応した洗車機を選びましょう。
アウディのボディ以外の純正コーティング
続いては、アウディのボディ以外の純正コーティングにつてご紹介します。
基本的には、ボディ全体をガラスコーティングしておき、定期的に水洗いすれば、アウディの美観を維持することが可能です。
ただ、ボディ以外の部分の汚れは、近くで見ると意外と目立つもの。特に足回りのメンテナンスなどは、怠っていると自分では落とせない汚れが固着してしまいます。そうなってからプロに依頼すると余計な費用がかるので、比較的きれいなうちにボディ以外の部分もコーティングしておくのが得策です。
(1)フロントガラスのコーティング
アウディジャパンでは、「Window Coating」という窓ガラス部分の純正コーティングサービスを提供しています。撥水性効果のあるシリコンと撥油性効果が期待できるフッ素を配合したハイブリッドタイプのコーティングです。車種による違いはありますが、フロントガラスの施工時間は約30分で費用は15,600円(税込)。窓ガラス全面の場合は約60分で31,200円(税込)となっています。
(2)ホイールコーティング
アウディなどの欧州車やスポーツタイプの車種の場合、ブレーキダストの量が多いのが特徴です。
そのため、こまめに洗車しておかないと、ホイールが黒ずんで汚れが取れなくなってしまいます。買取査定の際にも、ホイールの汚れは意外と差がつく部分ですね。そこで、おすすめなのがホイールコーティング。ただし、アウディジャパンでは、ホイールコーティングの一律サービスがないため、対応は各ディーラー毎に異なります。
ちなみに、専用の整備工場を完備しているアウディ品川(ヤナセ系ディーラー)などでは、ホイールコーティングも自社サービスにて対応することが可能です。
(3)メッキモールのコーティング
アウディの魅力の一つは、遠目にも目をひくメッキモールの光沢です。
しかし、メッキモールは意外と劣化しやすいため、すぐに白くにごった色になってしまいます。その点、メッキモールにもコーティングを施しておけば、アウディの見栄えを最大限に美しくキープできるでしょう。
ちなみに、メッキモールコーティングの場合も、ホイールコーティングと事情は同じです。アウディジャパンに持ち込んだ場合は、純正コーティングとはいっても、社内スタッフによる施工とは限らず、結局は外注となるケースも多くなっています。
その点、ヤナセ系のアウディなら、自社でメッキモールコーティングにも対応できるディーラーが多いのでおすすめです。
ただし、メッキモールやホイールのコーティングだけを個別に依頼するなら、ディーラーによる純正コーティングにこだわる必要はないでしょう。コーティング専門業者の施工レベルや料金は業者によって大きく違いますが、ディーラーコーティングよりも高品質なのに良心的な価格のサービスを提供している業者は多数あります。
ちなみに、専門業者によるメッキモールコーティングの料金は、車種や経年劣化の進み具合にもよりますが大体15,000〜30,000円前後です。
いずれにしても、費用の安さや宣伝文句などに惑わされずに、信頼できるコーティング業者をしっかりと見極めることが大切ですね。
アウディの洗車で気をつける点(ケーススタディ編)
すでにアウディの洗車に関する基本的な注意点はご紹介しました。続いては、以下のようなケースの洗車において、それぞれ気をつけたいポイントを見ていきましょう。
(1)ディーラーで洗車してくれる場合
アウディジャパンでは「Premium Wash」という洗車に特化したオリジナルサービスを用意しています。8つの工程によって丁寧に手洗いしてくれるので、洗車に関しては、アウディの正規ディーラーを安心して利用できます。ちなみに、車種にもよりますが、洗車にかかる基本作業時間は約40(A1の場合)〜約65分(Q7の場合)。洗車フルパッケージの料金は、税込2,500円(A1)〜3,300円(Q7)となっています。
(2)ガソリンスタンドで洗車をしてもらう場合
現在は、ガソリンスタンドでも色々なタイプの手洗い洗車サービスが提供されています。ただし、安さや早さを売りにしたものから、専門スタッフによる技術力をセールスポイントにしたものまでサービス内容は様々です。
手洗い洗車をしてもらう際にも、特にアウディの場合は、輸入車の洗車に対応できるスタンドを選ぶことが重要ですね。
(3)自分で洗車をする場合
アウディを自分で洗車する場合には、以下の点に気をつけましょう。
まずコーティング車の場合は、基本的には簡単な水洗いだけで汚れが落ちるはずです。ただし、水洗いで落ちない汚れがある場合には、油汚れなら弱アルカリ性、水垢なら弱酸性のシャンプーを使いましょう。とりあえずきれいにしたい場合は、マイルドな中性タイプのシャンプーを使用すればOKです。
また、コーティング車の場合、井戸水など天然水による洗車は避けるようにして下さい。井戸水などの場合、水質によってはコーティング剤と相性が合わないため、ウォータースポットやイオンデポジット(水分中のミネラル分が結晶化したもの)が残ってしまう可能性があります。
さらに、コーティングのありなしに関わらず、炎天下での洗車は禁物です。気温が高い場所で洗車すると、水分がすぐに蒸発してしまうので、水道水の中にある不純物がボディに付着してしまうからですね。せっかく洗車したのに、かえって水垢が増えてしまった…というような失敗にはくれぐれも注意しましょう。
アウディのコーティングに関してよくある質問
最後に、アウディのコーティングに関してよくある質問についてお答えしておきます。以下のようなところが、意外と迷う方が多い要注意ポイントです。
(1)コーティングした後に洗車機に入れてもいいの?
コーティングを施した車両は簡単な手洗い洗車で済むので、あえて洗車機を利用する必要はありません。中には、手洗いが面倒なので洗車機を利用したいという方もいるはずですが、あまりおすすめはできません。
なぜなら、洗車機は、手洗い洗車よりも、せっかくコーティングした塗膜にキズをつけるリスクが高いからです。コーティング面が剥がれると効果が弱まります。
そのため、度々洗車機を利用しているとコーティングが長持ちしないのがデメリットです。コーティング車は、できれば定期的にやさしく手洗い洗車するのが理想ですね。どうしても手洗いの時間や手間が面倒な方には、アウディ正規ディーラーの手洗い洗車をおすすめします。
(2)通常のコーティングメンテナンス剤と純正メンテナンス剤は違いある?
アウディにはアウディ純正のコーティングメンテナンス剤を使用しなければならないか?というと、そんなことはありません。通常のメンテナンス剤でもOKです。違いがあるとすれば、商品毎の配合成分の違いだけです。
問題は、純正か否かということよりも、ご自分のアウディに施工したコーティングにふさわしいメンテナンス剤かどうかという点です。
コーティングには、主に「油脂系(いわゆるワックス)」「樹脂系(ポリマー)」「ガラス系コーティング」「ガラスコーティング」の4種類があります。さらに、同じガラスコーティングでも「撥水性」と「親水性」があり、それぞれに使うべきメンテナンス剤も違ってきます。
そもそも、ガラスコーティングを施した車両のメンテナンスは基本的には水洗いだけで十分です。気になる汚れがない限り、無理にシャンプーやメンテナンス剤を使用する必要はありません。
ディーラーコーティングでも専門業者によるコーティングでも、施工後には大体専用のメンテナンスキットをサービスしてくれます。メンテナンス剤が必要な時は、それを使うと良いでしょう。
ただし、定期的な水洗いを怠っていると、落ちにくいイオンデポジットなどが固着してしまうことがあります。その場合には、イオンデポジットの除去剤が必要になります。
しかし、コーティングのタイプに合わない除去剤を使用すると、せっかくコーティングした塗膜まで溶かしてしまう可能性があるのでご注意下さい。市販のメンテナンス剤は種類がありすぎて、どれが良いか分からない…という場合は、施工してもらったディーラーや業者に問い合わせて、最適なメンテナンス剤をおすすめしてもらえば間違いないでしょう。
まとめ
今回は、アウディの純正コーティングを中心として、一般的なコーティングサービスや各種DIYの注意点などについてご紹介してきました。
第一の注目ポイントとしては、アウディの正規ディーラーには、アウディジャパンとその他(ヤナセ系アウディなど)がある点です。アウディジャパンにはボディコーティングの一律サービスがないので、どちらかというと、ヤナセ系アウディの純正コーティングがおすすめですね。利用者による実際の評判も上々です。
また、費用対効果でいうと、ディーラーの純正コーティングを利用する最大のメリットは値引きが可能なところ。アウディを新車購入する際には、本体値引きだけでなく、ぜひボディコーティングの値引きも交渉してみましょう。
また、アウディにガラスコーティングを施すメリットは、何といってもメンテナンスが水洗いだけで済む点です。コーティング面が剥がれるため、できれば洗車機の利用は控えましょう。
窓ガラスやホイール、メッキモールなどボディ以外のコーティングも、予算があればぜひおすすめです。車両全体にガラスコーティングをしておけば、アウディの美観をキープできるだけでなく、乗り換えの際の買取査定額アップも期待できるでしょう。
さらに、アウディの各種メンテナンスをDIYで済ませたい場合には、かえってボディやコーティング層を傷めることがないように注意して下さい。DIY洗車やメンテナンスの主な注意点はご紹介しましたが、車の手入れに慣れていない方は、やはり正規ディーラーやコーティング専門業者のサービスを利用するのが得策ですね。
正規ディーラー以外にも、高品質で費用対効果の高いサービスを提供しているコーティング業者はたくさんあります。今回ご紹介した情報も参考にして、信頼できるコーティング業者を選んでもらえると幸いです。
ガラスコーティングのメリットをぜひ賢く活用して、「常に最大限に美しいアウディ」に乗る喜びを満喫しましょう。
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お問い合わせ後、翌営業日を目安にご連絡いたします。